2019年5月10日金曜日

【レコードでBGM〜vol.2】旬魚島酒まぁやぁ大船

『フィルモア・イースト・ライブ』オールマンブラザーズバンド
「火花散る、怒涛の76分」


陽気も良くなってきましたので、熱い一枚をご紹介、

『フィルモア・イースト・ライブ』オールマンブラザーズバンド(’71)


アメリカ・サザンロック両雄の一翼を担うオールマンズ、
3rdアルバムにしてライブ実況盤。
デュアンとデッキーのケンカのようなツイン・ギター、
それに負けず劣らずのツイン・ドラム&ベース、
そしてグレッグの明太ヴォーカルに、
白熱のメンバー達をいさめるかのようなクールな白玉オルガン。
何度聴いても手に汗、アドレナリン分泌必至、
会場の熱気にすっぽり包まれちゃいます。

ツアー機材の山でくつろぐメンバー達のモノクロ・ジャケットもサイコー、
裏ジャケは同じ構図でローディー達が、、。
オールマンズ組の結束の強さを感じずにはいられません(涙)。

と、絶賛しつつ、オールマンズのマイベスト盤は、
5th『ブラザーズ&シスターズ』('73)。
メンバー2人を相次いでバイク事故で亡くし失意のどん底から這い上がるべく、
デュアンの影に隠れがちだったデッキーが主導し、
封印していたカントリーフレーバーを注入、
見事全米1位を獲得した、スカっと青空のような好アルバムです。