『人生フルーツ』〈2016年 日本〉
建築家津端修一さん90歳、妻英子さん87歳、「ゆっくり、こつこつ」の暮らしに寄り添ったドキュメンタリー。
高度経済成長期、理想とかけ離れた無機質な都市計画の仕事に距離を置き、自ら手がけたニュータウンに土地を買い、家を建て、雑木林と畑を作り、収穫物を加工し、理想の生活を実践してきました。ここまでやるか、と驚きつつ、決して無理していない、飄々とした反骨心を抱いた2人の50年の歩みが、自宅の深い雑木林と重なり合う、爽やかな風のような一本でした。 〈シネマ アミーゴにて〉
