『ハドソン川の奇跡』〈2016年 米〉
2009年極寒のニューヨーク、離陸直後の旅客機が全エンジン停止の絶望的な状況の中、川への不時着に成功、155人全員生存の偉業「ハドソン川の奇跡」。世界に広く報道され、英雄となったサリー機長。そこで終われば万々歳でしたが、管制塔の指示に従わなかった疑惑を事故調査委員会に激しく追求され、追いつめられていきます。乗客・コクピットの崩壊しそうな緊張感、繰り返される墜落シーン、観客まで巻き込んでの痛快かつ信念みなぎるクライマックス。この充実感なのに90分強という尺の短さ。近年のイーストウッド作品は全て秀作揃いですが、本作も唸らされました。次作も震えて待て!?。 〈109シネマズ湘南にて〉