『セッション』〈2014年 米〉
のっけからハイテンション、身震いのするエンディングまで一気、怒濤の106分!。名門音楽大の学生ニーマンと鬼教官フレッチャーとの壮絶なレッスンシーンが最大の見物ですが、通底するサスペンス、人間描写が物語に深みを加えてます。ラスト、さまざまな感情がないまぜになった末の無言で見つめ合う2人に、師弟関係を超えた何かを感じたのは、私だけでしょうか。かつてドラマーを目指していた、という監督の実体験を基にしたデヴュー作、強烈な一本でした。 〈シネマ ジャック&ベティにて〉