『白夜のタンゴ』〈2013年 独・フィンランド・アルゼンチン〉
「タンゴはフィンランドで生まれたものなんだ!」、唯一無二の作風で知られるアキ・カウリスマキ監督のややお怒り気味のコメントで本作は始まります。「タンゴ=アルゼンチン」と信じて疑わない3人のアルゼンチン人タンゴミュージシャンが、フィンランドへ飛び、地元ミュージシャンとセッションし、フィンランドを体感する旅のドキュメンタリーです。毒づいていた3人がなんともゆるく愛らしいフィンランドに段々と感化されていく様に、観ている自分もシンクロしていく、、そんな至福を味わえる一本でした。 〈横浜シネマリンにて〉