『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』〈2013年 アメリカ〉
1961年、フォークソング全盛のNY、鳴かず飛ばずのしがないシンガー・ソングライター、ルーウィン。金欠で知り合いの家を泊まり歩き、知人の飼い猫を逃がしてしまい、元カノには突っ込まれ、オーディションを受けては落ち、と散々な一週間。しかし、コーエン兄弟監督作らしく滑稽でユーモラス、ちょっと話がうますぎるかな、とは思いつつ、しみじみと余韻の終幕。挿入歌共々、60年台初頭のNYの空気も体に染み入ってきました。 〈TOHO 川崎にて〉