『アイ・ウェイウェイは謝らない』〈2012年 米〉
北京オリンピックのメイン会場《鳥の巣スタジアム》を作ったアーティストのひとり、アイ・ウェイウェイを追ったドキュメンタリー。世界的な現代美術家という名声を駆使して、身の危険も顧みず、ふてぶてしい容姿と鋭い眼光であの!中国政府を糾弾し続ける様は痛快ながらもハラハラものです。片や最近の日本も秘密保護法だの原発再稼働だの道徳教科の格上げだの、充分きなくさくなってます。彼に見習って、全くの微力ながらもおかしいものはおかしい、と声を上げ続けなくては、と思った一作でした。 〈シネマ ジャックアンドべティにて〉