2013年8月15日木曜日

【まぁやぁのこんな映画みました/vol. 19】

『愛、アムール』〈2012年 仏、独、オーストリア〉


パリの高級アパルトマンで暮らす、80代の元ピアノ教師の夫婦。妻が病に倒れ、穏やかな日々が徐々に暗転してゆく。カンヌの常連、ミヒャエル・ハネケ監督作。「あそこが良かった、悪かった」と、制作者達の人間くささを味わう、のが映画の楽しみの一つだと思うのですが、今作に私が入り込む余地はありませんでした。一点の隙もなく、全てがコントロールされている、ある意味「完全な映画」だと感じました。   〈シネマ ジャックアンドベティにて〉