『希望の国』〈2012年 日本=イギリス=台湾〉
東日本原発大震災。あの時体験したさまざまな事、そして感情。2年が経とうとしている今、無意識だったり意識的だったりしながら毎日思い出しながら過ごしています。が、この映画を観て、あの時の恐怖、諦め、怒りが段々と風化され馴らされてうやむやになっている自分に否応無しに向き合わされました。穏やかな日常から一転する登場人物達の結末にはいろんな意見、感想が頭の中で渦巻きましたが、これも園 子温 監督のカラーなんでしょう。とにもかくも日本が《希望=HOPE》のある国でありますように。
〈シネマ ジャックアンドベティにて〉